2009年11月04日
糧


場所は、山陰方面。島根県安来市の足立美術館に、大根島の由志園等など…。
まずは、足立美術館。ここは、ミシュランガイドでも三ツ星の評価を受ける美術館。本の中では、中四国で外すことの出来ない観光スポットと紹介されています。
日曜は、山陰方面も雨。館内は、大勢の観光客で賑っていました。手入れの行き届いた庭園に、名画の数々。さすが、三ツ星評価。それにしても、全ての庭で、しっかり手入れが行き届いています。すばらしい。
展示されている絵画・美術品に関して、私は豊富な知識はありませんが、作品ごとに解説がされており分かりやすかったです。作品は当然すばらしいのですが、この解説文にも大きく興味を惹かれました。
また、童画が展示されていたりと、同じ趣向の作品に終始することなく、バラエティに富んだ構成・配置がされているため、飽きることなく鑑賞することが出来ました。
こちらで最も印象に残ったのは、その企画力。「墨と色」と題し、同じテーマに沿って描かれた色彩の違う二つの作品を並べて展示し、二作品の比較・解説を美術館独自の視点でしています。このように企画することで、より作品を味わうことが出来ました。さすが一流です。
お昼は、美術館敷地内の「吾妻そば」へ。ここでの店員さんの接客態度も勉強になりました。水をお客様にお出しする際、毎回「片手で失礼します。」との一言が添えられています。勉強になりますね。
午後からは、大根島・由志園へ。大根島は、牡丹と高麗人参が有名。由志園は、栗林公園を連想させます。池泉回遊式日本庭園と言うらしいですね。由志園でも、勉強になったことが一つ。それは、入園したときに頂けるパンフレット。季節ごとに違うようです。私が頂いたものは、大きく表紙に「秋」と書かれていました。おそらく、季節ごとに変えて出されているのだと思います。さすが…。
旅の最後は、「カフェ・チェレステ」。こちらのオーナーには、毎回魅せられます。今回は忙しい中、新作を創られたということで、それを頂きました。オーナーさん、エネルギーに満ち溢れています。負けませんよ〜。
今回の研修で出会った
手入れの行き届いた庭園・斬新な企画・添えられる一言・季節ごとに違うパンフレット・創造された新作…
全ては、「おもてなしの心」があればこそだと思います。最近のキーワードでした。
Posted by 高尾光一 at
14:26
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